2006年8月12日(土)、13日(日)
大洗キャンプ場と大洗海岸

目的地 大洗キャンプ場と大洗海岸
ルート 行き : 環七 → R6 → R51 → r2
帰り : r2 → r16 → ??? → R6 → 環七
走行距離 255km

今週一週間は今日の準備の為に全力を尽くしたと言っても過言ではないが、ちょっと大げさかも知れないけれど、言いえて妙だ。(相変わらずわけわかんねーなっ)

かみさんが友達と大洗に行くというので、俺はGNで行き、現地で合流して一緒に遊ぶ計画をたてた。かみさんグループは海沿いの観光ホテルに泊まる。最初俺は日帰りするつもりだったが、大洗周辺の地図を見てて大洗海岸の近くにキャンプ場があるのを発見して、いてもたってもいられなくなってきた。よし!せっかくだからキャンプしよう。

キャンプ自体久しぶりだし、ソロキャンプは超久しぶりだ。そして始めてのキャンプツーリングである。たりない装備は今週会社帰りや、代休を使ってショッピングして整えてある。はっきし言って万全だ。

かぎりなくエスカレートするアーリーライジングな俺は3:00に起床して身支度をし、昨日のうちに準備しておいた装備は、練習の甲斐あって約10分で積載を完了したのだった。バランスよく積載できてるし、色合いもワイルドにまとまってるし、自分でいうのもなんだが、かっこいいパッキングだ。旅するバイクっつー感じで凄くいい。気に入った。

4時10分に出発して環七のスタンドで給油し、環七から国道6号を左折した。今日のルートは水戸付近まで6号をひたすらまっすぐだ。お盆の帰省ラッシュに巻き込まれないようにこの時間に出発したが、まだ4時過ぎなのでさすがに空いてる。この分だと結構早く着くかも。

6号は面白みのない道だ。俺はひたすら走って距離を稼いだ。高速道路なみに流れる場所が数箇所あって怖かったが、ゆっくり走ると余計怖いので、曇り空だが美空ひばりの「真っ赤な太陽」を歌いながら、がんばって流れに乗って走った。荷物が結構重たいので不安もあったが、この程度ではぜんぜん大丈夫だ。むしろいつもより安定している気がする。GNは良く走るね。ならし終了後の実感である。

予定よりずいぶん早く進み、5時40分頃石岡市のコンビニで朝食&トイレ休憩をとった。キャベツ入りメンチカツパンとコーヒーを買って駐車場で食べながら、俺はGNを眺めた。ダッフルバッグ買って良かった。GNとキャンプツーリングと俺の気分にぴったりだ。家にある山岳用のリュックでも荷物入ったと思うけど、気分というか自分の盛り上がりが違うのだ。ここは男にとって大事なところである。多分かみさんには分かってもらえないだろうなあ。

暫く走り、県道16号を右折してショートカットしようとしたが、ツーリングマップルでは分かりにくいので標識をたよりに大洗方面に進もうとするが、何回やっても国道6号に戻ってしまう。ちょっと遠回りだが、あきらめて国道51号まで6号でまっすぐ行くことにする。約20分のロスだ。

6号から国道51号を側道から右折して、水戸大洗インター、塩崎交差点を越えて県道2号の分岐を左に入って少し走り、7時40分大洗キャンプ場到着。お盆のこの時期は6時頃から受け付けを開始しているらしい。俺も早速受け付けをする。料金は大人一人1,300円、バイク一台500円で1,800円。少々お高いがしょうがない。大洗キャンプ場のホームページには「車乗り入れ不可」と書いてあったが、バイクはサイトに乗り入れてもいいらしい。やったー!!

さすがにお盆シーズンだ。まだ8時前だというのに既に結構テントが張られている。しかしこのキャンプ場は広い。俺はよさそうな場所をチェックしながら、キャンプ場を奥の方へ進む。なるべく平らなところが良いが、周りより低いところはNGだ。草地のサイトの場合、土が露出している場所も避けたほうが良い。降雨時に水溜りが出来るか、水の流れ道になる可能性が高いのだ。

俺はキャンプ場の一番奥の方でよさそうな場所をみつけ、早速設営を開始した。 近くにピンクナンバーのスクーターでソロキャンプしてる人がいたので、後で話し掛けてみようと思っていたら、俺が設営している間に撤収して出発してしまった。残念。

俺はバイクはヘタッピだが、キャンプの寝床つくりには自信がある。しかも今回のテントはツーリング用の小型テントだ。こんなもなーお茶の子さいさいだ。ざまあかんかん河童の屁だ。
ファミリーキャンプの設営で悪戦苦闘するおとーさんを尻目に、黛ジュンの「天使の誘惑」を鼻歌でうたいながらさっさと設営し、まったり一服したのだった。
一服しながらかみさんに電話してみると、常磐道の土浦あたりらしい。ひまなので設営中の家族をみるともなくみた。その家族のおとーさんはサイトの配置を自信なさそうに「テーブルここでいいかな?」「クーラーボックスどこに置く?」と一々奥さんに聞いている。そんなこと自分で決めなさい。あなたがリーダーなんだから。子供は父親のそういうところを何げなく見ているはずだし、奥さんだってだんなが「ここはこうするぞ!」とてきぱき行動し、仮に使い勝手が悪かったら即決断して修正するような姿をたのもしいと思うはずだ。余計なお世話だけど。
はり綱をテントに結びつけようとしているのを見たときは、さすがに「ループを作って金具側をそこに通すんですよ。」って教えてあげようと思ったが、やめにした。余計なお世話だよね。

そうこうしているうちにかみさんから水戸・大洗インターをおりたと電話がかかってきたので、俺はGNでキャンプ場の入り口に移動した。キャンプ場入り口は県道2号線沿いなのであと数分でここを通るはずだ。

無事に合流し、少し走り大洗海岸の駐車場に到着した。バイクは320円。なんだよ20円て、300円でいいじゃん。
大洗海岸は写真のように岩場の多い海水浴場だ。この日は潮の流れがきつかったようで遊泳エリアが狭くなっていた。海水浴というよりは磯遊び向きの海岸だ。海の家は一軒しかないが、駐車場にきれいなトイレと無料の冷水シャワーがある。駐車場の広さを考えると海の家一軒っていうのはぼろ儲けだろうな。
砂浜でかみさんグループの記念撮影。一番左が俺のご主人さ..いや、かみさんだ。左から2番目がこのグループの親分で、いつも車を出してかみさん達を遊びに連れて行ってくれる。3番目はお笑いの世界に生きているお友達で、カラオケで歌う替え歌は絶品らしい。この日は、岩場で本日の特選素材を探していた。一番右の人は毎年海水浴にくるのに一度も海に入ったことがなく、水着が一人では着れないというややこしい人だ。一説によると人間のふりをしているが本当はワカメだという。

午後になってたまに太陽が覗くものの、ほとんど曇ってて寒い。でもかみさんとお笑いの世界のお友達は何回も海に入り、結構満足したらしい。

みんなはまだ海にいるみたいだったけど、俺はキャンプ場に戻る事にする。駐車場の無料シャワーを浴びて着替え、大洗海岸を後にしたのだった。

さあ、パーティータイムだ。海から戻って雨に降られ、雷がなってて怖かったが、テントで昼寝してやりすごした。起きると雨も雷もあがっていたので散歩がてら近くのスーパーでディナーを買って来た。
一人なので、調理するのも面倒なので、おつまみ類を中心におにぎりを二個。酒を飲んだあとに、おにぎり雑炊をつくるつもりだ。これがうまい。

酢イカやジャッキーカルパスを食べながら、ビールと、ワンカップ大関。至福の時間だ。ワンカップ大関にダイブした羽虫を飲んじゃった気がするが気にしない。死にゃーしないだろうし、栄養になるかもしれない。
酔っ払ってきて、後で雑炊を作るはずだったおにぎりを、うっかりそのまま食べてしまった。まいーや。
いい気持ちになった俺は 20時30分ごろテントに入り、即効で深い眠りについたのであった。
二日目
俺は5時に起床した。シュラフを使わなかったのでちょっと寒かったが、良く寝た。今回買ったマットは寝心地がいい。安いけどいい買い物だった。
歯を磨き、コーヒーを飲んで一服し、撤収開始。ツーリング用ドームテントは設営も撤収も楽でいい。サクッと片付け、キャンプ場を後にした。

県道2号をサンビーチ方面に進む。早朝。海の香りがきもちいい。
大洗サンビーチを越えたところで県道16号に入る。県道16号は変化があり、適度にカーブがあり、走ってて楽しい。俺の好きなタイプの道だ。時間が早いせいか、車がぜんぜんいない。帰省ラッシュとは無関係だ。
県道16号で涸沼沿いで停車し、一服した。ツーリングマップルによると自然豊かなアウトドアスポットらしい。今度来てみるか。

県道16号は微妙に右左折を繰り返す。ツーリングマップルでは良く分からないので、標識を頼りに進む。どこをどう走ってるのか、何がなんだかわからなくなったがどうにか、小幡南という交差点で国道6号に出ることができた。

6号は見るところもないので、ノンストップで走り、午前9時30分に帰宅したのだった。

やっぱりキャンプは楽しい。一人でキャンプして何が楽しいの?って思ったあなたはきれいなシチーホテルや、上げ膳据え膳の温泉旅館にでも泊まってツーリングしてなさい。それはそれで楽しいと思うし否定するつもりはないけど、単純に寝る喜び、起きる喜びは味わえないだろうなあ。


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