2006年7月22日(土)
勝浦

目的地 勝浦あたりと、アウトレットコンサート長柄
ルート 行き : R14 → R357 → R297
帰り : R128 → r14 → R357
走行距離 234km

金曜日の定時後、帰宅途中に兄から不在着信があったことに気付いたので電話してみた。家のPCがBBルータからIPアドレスを取得できなくなったと言う。話を聞いてルータを買い替えるよう推奨した。用件が済んでバイクの話になり、俺が明日は勝浦にツーリングに行くつもりだと言うと、「じゃあ一緒に行くか」ということになった。
兄は夫婦で来ると言う。兄もねえさん(義姉)もハーレー(ソフテイル)乗りだ。
こうして、ハーレー2台と小型チャイニーズジャメリカンによる、初の兄弟ツーリング実現の運びとなったのである。

待ち合わせは幕張のマクドナルドで6:00である。俺は遊びに行くとなると俄然早起きだ。今日も4:00に起き、4:40に出発した。環七のいつものセルフスタンドで給油し、奥戸街道から蔵前橋通りに入り、市川橋を渡った。R14恐るべし。船橋から津田沼あたりはこの時間から既に渋滞が始まっている。まだ5時30分ですよ。みなさん。
不本意だが、待ち合わせの時間に遅れる懸念が発生しので、すり抜けて進む。が、 一車線で、大型トラックが多いのでストレスが溜る。つっかえたところに後ろからベテラン原チャリ通勤ライダーなんか来ると、ものすげープレッシャーだ。

俺はみなさんの迷惑にならないように頑張った。そしてどうにか6時ちょっと前に待ち合わせ場所、幕張のマクドナルドに到着した。(ふー)
兄夫婦はまだ来てないようである。

2階の、駐車場が見える席でコーヒーを飲みながらフィレオフィッシュを食べていると、見るまでもなく音で到着が分かった。すげー重低音に続き2台のハーレーが視界に現れ、駐車場に入って来たのだった。かっくいい。

ハーレーとGNを並べて写真を撮ってみた。なんか鯉のぼりみたいだ。

俺のバイクが一番遅いし(当り前だよ。だって排気量も値段も10分の1なんだから(このさい値段はあまり関係ないから))、一応地図を持って来たので先頭を走る事にする。
さあ出発だ!!ハーレー2台とピンクナンバーのツーリングって他人の目にどんな風に見えるんだろう、と、一瞬脳裏をかすめるが、気にしないっ!

R14 → R357から「埠頭入口」を左折してR297に入り、少し走ったところのコンビニでトイレ休憩。ただでトイレ借りるの悪いからZIPPOのオイルを買った。ここで兄のハーレーに跨らせてもらった。さすがにでかいが足付きはGNよりいい。どっしりしててかっこ良い。これで走ってると国産のアメリカンは並んでこないそうだ。俺もほしい(なんて言ったら、かみさんに殺られそうだ)。

マックで食べたフィレオフィッシュの包み紙が、なぜかポケットに入っていることが発覚した。まあ、どうでもいいけど。(どうでもいいことかーくーなーよー)

R297はR409と交差する米沢交差点の手前で少し渋滞したが、そのあとは低い山越えとなり、信号がほとんどなく気持ち良く走れる。

60キロから70キロで走り勝浦を目指す。気持ちいい。
交通量が少なく、信号がないのでなにしろ止まらない。この世の中で俺と兄とねえさんだけその場に停止していて、それ以外のもの全てが後方に飛び去って行く感覚。杉林の濃い緑の中にたまに現れる広葉樹の緑や路面のペイント、牧場のすげー牛くさい匂い。それらのものが前方からゆっくりと近づいてきて、傍らで一機に加速して後方にすっ飛んで行く。飛び去りつつ俺に何かを注入し、何かを持ち去ってくれる。ストレスの発散というか、良からぬものがジョジョヴィジョヴァというか、とにかく、俺の中でなにか素晴らしいことが起こっている。車ではとても味わうことのできない感覚だ。

ほどよくワインディングしている山越えも下りに入るとだんだんRがきつくなり、最後の方ではヘアピンカーブの連続する個所がある。GNはひらひら曲がれるから楽しかったけど、ハーレーで下りの連続ヘアピンは疲れたでしょ。 俺・ねえさん・兄の順番で走ってた訳だが、兄はねえさんのライディングを後ろから見て、「そこでブレーキだーっ!」とか思って自分が関係ないところでブレーキ掛けたりして、自分のライディングが変なんなっちゃったらしい。ルート設定ごめんなさい。

無事に山を超え、大多喜町に入り「たけゆらの里おおたき」という道の駅でトイレ休憩。兄に俺の写真を撮ってもらったのがこの写真だ。どうも自分の顔に見えない。

R297からR128を左折して、部原あたりのドッカーンとしたオーシャンビューを満喫しつつ外房沿いを北上する。この辺のR128は「外房黒潮ライン」と呼ばれているらしい。太東海岸のパーキングで休憩するつもりが、間違って右折して太東崎に出てしまった。曇っていたせいか、海がにごって見える。

写真が太東崎(だと思う)。 この向こう側から銚子まで、永遠と続く九十九里浜だ。
さて、ツーリングも帰路に入っている。R128をさらに北上し、外房沿いを離れ内陸に入る。茂原駅周辺で若干道を間違え、リカバリーしようとしたらお祭りで通行止めだったりしたものの、無事に茂原街道(県道14号)に入る。

写真は、道の駅「ながら」の直売所だ。ってゆーかこの道の駅には直売所しかない。かみさんにとうもろこしを買っていってあげようと思ったが、無農薬栽培らしいとうもろこしは、ところどころ枯れてたりして不気味だったのでやめることにする。ほんとは形は悪いが食べるとすごーく美味しかったりして。ちょっと気になる。

道の駅「ながら」を出てちょっと走り、長柄ダム方向に右折すると本日の第二の目的地「アウトレットコンサート長柄」に到着だ。
到着早々バイクを降りようとしている兄夫婦に「ちょっと待って」と言ってカメラを向けると、二人そろって既にはずしていたグローブを付け直した。あ、あの、グローブはどうでもいいんですけど。
身内が言うのもなんだが、かっこいい夫婦だ。
ひろーい敷地にショッピングモールや、観覧車などがありかなり気合が入った計画だったのだろうが、人があまりいなくて閑散としている。バイク関係のアウトレットがあるということで来てみた訳だがそれらしいものは見当たらない。
バイクが展示されているところがあったので行ってみると、中国製や台湾製のバイクが展示されていた。GN125Hもあったよ。エヘヘ。が、誰も人がいなくて売る気が全く感じられない。

最初ここで食事しようかって言ってたが、レストランも新しいにも関わらずさびれた感じなので、やめにした。「お客さん少なそうだから、きっと食材古いよ。」ってねえさんが言ってた。

とりあえずショッピングモールを一周し、「ふーん。じゃ、行こうか」って感じで「アウトレットコンサート長柄」を後にしたのだった。

結局、R357のちょっと手前の「古市場食堂」というところで食事をした。
ここはビュッフェ形式でおかずを選択し、会計してから食べる方式だ。俺は、さばの塩焼きと、コロッケと、キンピラごぼうと、味噌汁とご飯だ。さばの塩焼きがやけにうまかった。ねえさんは、さばの塩焼きと...忘れた。兄は、......忘れた。

後は帰るだけだ。R357を右折して暫く走り、R14との分岐で兄夫婦はR14に俺はR357に、お互いに手を上げて分かれた。R357はおおむね時速70km位で流れていて、混むところがなかった。R357から明治通り、墨提通りを走り、14:30帰宅。

お疲れ様でした。

一人でまったり走るのもいいが、やっぱり誰かと走るのは楽しいね。それを実感したツーリングだった。行く前は付いて行くのに精一杯で、歯を食いしばって、鬼のような形相で走り続け、表情がそのままかたまり、2・3日鬼のような形相で出勤しなければならないかと危惧していたが、兄夫婦がゆったり走ってくれたお陰でリラックスして走れた。
また月曜日からクールなナイスガイで出勤できるというものだ。


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