2011年9月18日(日)、19日(月)
水上高原ツーリング

目的地 水上温泉、谷川岳
ルート
1日目 :  環七 → 目白通り → 関越自動車道 → 国道291号 → 県道63号 (230km)
2日目 :  県道63号 → 国道291号 → 関越自動者道 → 目白通り → 環七(190km)
走行距離 420km

なにげなく9月も中盤を過ぎてしまった訳だが、きびしーい残暑の中、我々夫婦は水上高原にでかけることにした。考えてみれば、水上のあたりはまだツーリングしたことがないので、今回目的地に選んだ。山岳小説によく出てくる土合駅や、谷川岳を見物し、水上高原で温泉に入るのだ。

この週末は敬老の日を含む三連休。しかし今月の我が家は、半年に一度回ってくる、地域のゴミ当番だ。土曜日の朝、資源ごみ用のコンテナボックスをゴミ集積所に並べて、回収が終わったら片付けるのが当番の仕事だ。
まあ、たいした作業ではないのだが、回収が終わるのが早くてお昼、遅いと13時位になるので、当番の月の土曜日は出かけるのがむずかしい。相変わらずどうでもいい話だが、そこはかとなく悲しい話でもある。

というわけで我々夫婦は、日曜日の早朝に、1泊2日水上高原ツーリングに出発したのだった。


朝6時に自宅を出発。
朝から気温が高い。WEBの天気予報では、今日、明日の関東地方は残暑が厳しいようなので、9月も後半だというのに真夏の服装で出発。

超ガラガラに空いている環七をスイスイ走り、赤信号でとまり、青信号で進んだ。(いちいち書くなよ)
無線インカムで「空いてるねー!」
「全然車いないねぇ」
なんて話しながら進み、目白通りを右折して練馬インターから関越自動車道に乗った。

関越自動車道は、行楽地に向かう車で既に混雑していた。電光掲示板では「この先渋滞」と何箇所かに表示されていた。とは言え、停止するほどの渋滞ではなかったので、我々夫婦は車の列に並んで、のんびり進んだ。

上里サービスエリアで休憩。
サービスエリアは大混雑で、二輪置き場に入りきらないバイクが、歩道沿いの路肩にずらーっと停められたいた。我々夫婦は、どうにかあいてる場所を見つけてゼファー750とビラーゴを停めた。いやー、ものすごいバイクの数だ。しかもリッタークラスのでかいバイクばっかり。かみさんが「なんか私のバイク、肩身がせまそうな感じだね」って言っていた。

我々夫婦は売店を見て歩き、饅頭、フランクフルト、缶コーヒーを買って朝食とした。そして、出発。

藤岡ジャンクションを越えると交通量が半減。快調に走行して水上インターで高速を降りた。
一瞬雲行きが怪しくなったが、どうにかもちそうな感じだ。ああ、良かった!

取りあえず道の駅「水上町水紀行館」で休憩。
この道の駅には、淡水魚の水族館、室内クライミングのウォールなんかがある。クライミングはインストラクターがいないとあぶないので予約制。
かみさんは「水上に行ったら道の駅でクライミングやる!」って言ってたけど、結局予約を忘れてできなかったのだった。

トイレを済ませ、今後の行動予定を話し合って出発。次の目的地は土合の谷川岳ロープウェイだ!

道の駅を出て谷川岳方面に進んだ。水上温泉を超え、上越線の土合駅を通過。連休なので観光客の車が沢山走っている。
本当は一ノ倉沢まで行ってみたかったのだが、国道291号の土合から先はマイカー規制で通行止めだ。しかたないので土合の有料駐車場にゼファー750とビラーゴを停めた。ここの駐車場は立体駐車場になっていて、バイク置き場は1階。建物は谷川岳ベースプラザと言うらしい。

ここは、谷川岳ロープウェイの乗り場にもなっているので、我々夫婦はロープウェイで天神平まで登ることにした。
大人一人2,000円の往復券(高っ!)を2枚購入し、ロープウェイ乗り場の列に並んだのだった。

二人で4,000円も払って登ったのに、天神平はガスっていて見晴らし悪かった・・・・超残念!
天気が良ければ、リフトでさらに天神峠まで登れば絶景が見れるはずだが、これでは天神峠からの景色も期待できそうにない。我々夫婦は天神平を少しぶらつき、写真を数枚撮ってから下りのロープウェイに乗ったのだった。

ロープウェイで土合に下り、谷川岳ベースプラザで休憩。
今回のツーリングで、一つ目のソフトクリームだ。
味はまあ普通。昔ながらのソフトって感じ。少し甘すぎるかも・・・

さ、そろそろ昼飯にすっか。
我々夫婦は谷川岳ベースプラザを出発し、昼食予定のレストラン目指して国道291号を戻った。

本日の昼食予定地、カフェレストラン亜詩麻に到着。
近くにしゃれたレストランがないせいか、インターネットで検索してもここ以外おいしそうな店がヒットしないせいか、亜詩麻は大繁盛していた。時刻は11時30分くらい。我々夫婦が到着したときは待たずに入店できたが、すぐに満席になって待ちの列ができた。

我々夫婦は案内された席につき、メニューを眺めてオーダーを検討した。店内にはお洒落な感じのレゲエが流れている。うーん、カリビアーン!(なんでやねん!)

検討の結果、俺は野菜の焼きカレー、かみさんは野菜のピザを注文した。こんな場面でも微妙にカロリーを気にしているところが、ちょっともの悲しい感じだ。この店はオリジナルの焼きカレーが有名らしく、なるほど、香ばしいカレー風味のドリアって感じで、期待していたより美味しかった。かみさんが注文した野菜のピザも美味しかった。焼きカレーもピザもチーズとプチトマトがすごーく美味しい。

ああ、美味しかった。ご馳走様でした!
満足して出発。水上温泉街をぶらつこうと思っていたのだが、バイクを止められそうな場所が見つからず、しかたがないのでもう一度道の駅「水上町水紀行」に行った。 ここでお土産ショッピング。かみさんが、湯葉こんにゃくとか、生大福とかを買っていた。水上温泉の生大福は、餡と生クリームのやわらかいおもちでくるんだ大福で、クリーミーな甘さともちもちした食感が超美味い。

コンビニにより、宿で食べるおやつを(大量に)購入。国道291号沿いのスタンドでゼファー750とビラーゴのタンクを満タンにし、県道63号(奥利根ゆけむり街道)を走った。なにげなく奈良俣ダムに行ってみたら、なんてことの無い場所だった。なので道の駅で買ったお土産や、コンビニで買ったおやつ類を整理してすぐに出発。

さ、そろそろ宿に向かおう。

午後3時15分。
出発から230km走って本日の宿泊地、「水上高原ホテル」に到着した。

駐車場にゼファー750とビラーゴを停めて荷物を降ろしていたら、マスツーリングのグループが駐車場に入って来て我々夫婦の横にバイクを停めた。グループの人達はバイクから下りて小さい手荷物を持ち、そそくさとホテルのロビーに入って行った。ヘルメットやツーリングバッグが残されているところを見ると、立ち寄り湯に入りに来たのかもしれない。

我々夫婦はバイクから降ろした荷物を手分けして持ち、ホテルのロビーに向かった。フロントにはチェックインの行列ができたいた。列の最後尾にならび、順番を待って無事にチェックイン。

水上高原ホテルは、スキー場とゴルフ場が併設されたリゾートホテルだ。宿泊料金は、一泊二食付で一人12,500円。部屋は清潔だがちょっと狭い。まあ、料金を考えればこんなもんだろう。

一息ついて早速大浴場に行った。
大浴場は結構混んでいた。あいている洗い場を見つけて頭と体を洗い、のんびりとお湯に浸かった。

夕食はバイキング。
料金が安い割には、豪華で品数も豊富。味も結構いい。特にローストビーフは肉がすごーく美味しかった。あと、サラダのプチトマト!これが甘くて美味い!我々夫婦はそれぞれに好みの料理をゲットし、俺はビール、かみさんはソフトドリンクを飲みながら食べたのだった。

美味しい夕食を終えて部屋に戻った。一休みしてもう一度大浴場に行って、お湯に浸かった。そして就寝。

ここの宿は、大浴場が朝5時からなので、それに合わせて4時45分に起きた。かみさんは当然のごとく爆睡中。タオルとバスタオルだけ持ち、なるべく音をたてないようにドアを開閉して大浴場に向かった。
5時ぴったりに大浴場に到着。しかし既に先客が何人もいた。俺は速攻で衣類を脱いで、脱衣かごに放り込んだ。タオルだけ持って浴室に入って行き、シャワーで掛け湯をして湯船に浸かった。大きな浴槽で手足を伸ばし、徐々に明るくなっていく大窓の景色を眺めた。いや、朝風呂ってほんと気持ちいいよね!

風呂から上がって部屋に戻ると、かみさんはまだ寝ていた。バスタオルとタオルを干し、散歩でも行くかなーと考えていると、かみさんが
「散歩行くの?」と言った。
「うん、行こうかなー・・・行く?」
かみさん「行く、こんなとこで、お散歩、機会があまりないから・・・」と分かったような分からないようなことを言いながら、寝ぼけ眼でよたよたと、しかも必死な感じで布団を出て支度を開始した。どうやらまだ半分寝ているようだ。

で、ホテルの周りを散歩した。時刻は6時位。この辺り、朝の気温は一桁台になっているのではないか?と思われる程寒い。かみさんはホテルの入り口脇にある足湯に浸かり、俺は歩き回って写真を何枚か撮った。ひんやりと澄んだ空気が、超気持ちいい。

朝食もバイキング!
この宿は1階と11階にレストランがあり、我々夫婦が利用したプランでは、夕食も朝食も好きな方を選べるようになっている。昨日の夕食は1階のレストランで食べたので、朝食は11階のレストランで食べることにした。

朝食も品数豊富。いつも通り俺は和食中心、かみさんは洋食中心に食べ物をチョイス。美味しい牛乳とトマトジュースを一気飲みしてから、数々の料理を平らげる作業に取り掛かったのだった。

部屋に戻り、一休みしてチェックアウト。時刻は7時30分位だ。
セルフタイマーで俺とかみさんの写真を撮ろうとしていたら、ホテルの従業員の人が「撮りましょうか?」と声を掛けてくれた。
俺は「あ、いいですか?」と言ってカメラを渡し、我々夫婦はホテルを背にして立った。
従業員の人は正面に立って「押すだけですか?」と言った。
「はい、押すだけで大丈夫です」
「じゃあ撮ります。はいチーズ!」従業員の人はそう言ってシャッターを押し、すぐに「あれ?」と言った。
そして微妙な空気の10秒間が流れた。それと言うのも、デジカメをタイマー撮影にセットしたまま渡してしまったからだ。従業員の人はじっと動かずにカメラを構え、カメラはタイマー撮影を示すLEDの点滅を繰り返している。ディスプレイには 8、7、6 ・・・とカウントダウンが表示さえている筈だ。やがて長かった10秒間がやっと終わり、LEDの点滅が止まった。俺は「いやー、すみません。タイマー撮影にしたままでした・・・」とあやまってカメラを受け取った訳だが、まあ、いつもどおり、どうでもいい話だ。

荷物をバイクに括り付けて出発、県道63号の静かな森のワインディングを気持ちよく走り、国道291号に出て水上インターから関越自動車道に乗った。

3連休の最終日だが、早く帰路に付いた甲斐があって関越はすいていた。

上里サービスエリアでトイレ休憩。かみさんは売店で「いろは堂」のおやきを発見し、大喜びで購入していた。かみさんは「いろは堂」のおやきが大好きなのだ。
そしてソフトクリーム。今回は豆乳ソフトをチョイス。俺は普通のバニラの方がいいけど、かみさんは、美味しい、美味しいと言っていた。
上里サービスエリアでガソリンを給油して出発。快調に走って練馬インターで一般道に降りた。

午前10時45分。今朝水上高原を出発してから190km、昨日の朝自宅を出発してから420km走って無事に帰宅したのであった。


ソフトクリームと温泉とバイキング。水上方面のツーリングは今回が初めて。谷川岳の景色が見れなかったのは残念だったが、美味しいものを食べて、ゆっくり温泉に浸かり、いつもながらのまったりツーリングであった。
それにしてもだ、前回のツーリングで行った福島や山形に比べて、ものすごい数の観光客だった。やっぱり東北は観光客少ないんだな・・・



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