2010年4月3日(土)
ゼファー750初(プチ)ツーリングIN内房

目的地 金谷とか
ルート 行き : 蔵前橋通り → 国道14号 → 国道16号 → 国道127号
帰り : 国道127号 → 館山自動車道 → 京葉道路 → 国道14号
走行距離 220km

思い起こせば、SYMのRV125を購入して20数年ぶりのバイクにリターンしたのが4年前。その時は、かくもバイクが俺の人生に入り込んでくるとは、夢にも思っていなかったわけだ。
RV125購入後、すぐにMTに乗りたくなってGN125を購入し、1年後にはかみさんと一緒に小型限定を解除。俺はCB400SS、かみさんはVTRを購入した。その後かみさんはVTRをビラーゴに乗り換え、俺はと言えばこの3月に大型自動二輪の免許を取得して、2年半連れ添ったCB400SSと泣く泣く別れ、新しい相棒、ゼファー750に「よろしくね♪」となったのだ。(日本語わかんねーよ)

かくしていつの間にか、バイクは俺の人生になくてはならないものとなった。
バイクウェアを検討したり、仕事の帰りにバイク雑誌を買ったり、かみさんと近所を走り回ったり、バイクに関する全てのことが楽しくて仕方ない。例えば休みの日の夕方、バイクにシートカバーを被せる作業すら楽しいのだから、どーにもマイッタネって感じだ。
そんなおり、ゼファーで初(プチ)ツーリングの日がとうとうやって来た。これを皮切りに俺はゼファーとツーリングを重ねていくのだ。そしてまた、GN125やCB400SSが与えてくれたような楽しい思い出を積み重ねて、あっと言う間の数年後、今日のこの日を懐かしく振り返ることになるのだ。
なぜならば、「時は風に運ばれる真綿」であるがゆえに・・・・・・


今回のツーリングは桜の花の下からスタートだ。
今朝俺は5時30分に起きて身支度を整え、新調したGREEDYのジャケットを纏い、これも新しく購入したショーエイのフルフェイスを持って玄関を出た。

時刻は6時30分。ゼファー750のシートカバーとロックを外し、エンジンをかけてヘルメットを装着した。我が家のバイク置き場から道にゼファー750を押し出して跨った。そしてアイドリングを高めに調整し、いつもの空き地に低速で向かった。

いつもの空き地には桜が咲いていた。この週末、東京の桜は三分咲き。金曜日の強風に耐え、数日後の満開めざして可憐に咲き誇ろうとしているところだ。俺は桜の下にゼファー750を停車し、いつものように暖気運転を行った。新しいウェア、新しいヘルメット、そして新しいバイク(中古だけど・・・)。俺は桜の下から発進し、BRAND NEW なツーリングへと出発したのだった。

今回は行き先をキッチリ決めてなかったのだが、とりあえず千葉方面に行こうということで、国道14号に入った。今日はとりあえず少し遠くまで走って、ゼファー750とビキニカウルの高速走行を試したかっただけだから、目的地はどこでもいいのだ。

幕張のセルフスタンドで給油し、デニーズでデニーズモーニングを食べた。実は12月から禁煙していて、ファミリーレストランで「禁煙席と喫煙席、どちらになさいますか?」と聞かれ、「禁煙席」と答えるのがなんとなく照れくさいのだが、どうでもいい話だ。

それはさて置き、デニーズを出て国道16号を南下。このまま内房沿いを金谷あたりまで走って、館山道で帰ることにした。

気温は低めだが、天気は上々。
千葉県の国道16号は、ソロのライダーやツーリングのグループが沢山南下していた。意識してみてみると、昨今ではツーリングしているバイクは大型ばっかりだ。しかも、カワサキ率が高い気がするのは気のせいか・・・・
斯く言う俺も今や新米の大型ライダーとなり、リッタークラスのSSやビッグネイキッドに混じって春の房総半島を南下したのだった。

快晴の中、空冷DOHC4気筒750CCが生み出す、余裕のトルクで進む。空冷マルチの発するエンジン音・排気音は、水冷のそれに比べて機械的で荒々しく、そして味がある。
かつての俺は、普通にツーリングする分には400CCクラスで充分ではないかと思っていて、750CCに乗り換えた今でも実はそう思っている訳だ。しかし今や言えることは、トルクに余裕があると、ゆっくり走っていても気持ちいいということだ。良く言われていることだし、そうなんだろうなーとは思っていたが、実際に大型に乗ってみるとその通りだった。古い設計の750CCにしてそうなのだから、今どきのリッターオーバーはより顕著なのだろう。ツーリング先で出会うバイクに大型が多いのも、納得できるというものだ。

国道16号の工業地帯を超え、国道127号に入った。この辺りで出会ったバイクは、覚えているだけで、バルカン900、T-MAX、GPZ900、ゼファーx、CB1300SB、ZRX1200等々。やはり大型が多く、カワサキ率が高い。

午前10時。出発から107km走って本日の目的地(なのか?)ドライブイン「かなや」の駐車場に到着だ。

駐車場には観光の車に混じって、ハーレーとホーネットが一台ずつ停車していた。ライダーは見当たらない。レストランで遅めの朝食か、早めの昼食をとっているのかもしれない。

俺はゼファー750を駐車場の海沿いに移動した。エンジンを停止して車重をサイドスタンドに預け、シートから降りた。海をバックにゼファーの写真を数枚撮り、缶コーヒーを飲みながら暫し海を眺めた。さ、帰ろう。

10時30分にドライブイン「かなや」を出発。国道127号を戻る。未だ時間が早いので、反対車線にはツーリングに向かう、大量のバイクが走っていた。ゼファー750と思われるバイクが走って来て、お互いにガン見しながらすれ違ったりしたのだった。

左手に海を見ながら内房なぎさラインを北上。上総湊を超えて内陸に入り、富津中央から館山道に乗った。

スムーズに流れる館山道を、快調に進む。ゼファー750の高速走行は、思っていた通り快適だ。トップギアでアクセルを少し開けているだけで、余裕の制限速度巡航。そこからさらにアクセルを開けば、力強く加速するので、追い越しが怖くない。

ビキニカウルを装着したことにより、ヘルメットや肩には風圧が掛かるものの、胴体には風があたらないので楽チンだ。長時間の高速走行では、風圧による疲労が激減するに違いない。

ゼファー750による、初高速クルージングを快適に楽しみつつ館山道から京葉道路に入り、幕張PAの駐車場に入った。

さて本日の昼食は・・・ (またかよ)

嗚呼美味しかった。
ここで、ゼファー750初ツーリングの記念撮影。なるべく回りに人がいないタイミングを選んで、セルフタイマーで撮影したのだった。

そんなこんなで幕張PAを出発。段々混雑してきた京葉道路を安全運転で進み、篠崎で一般道に降りた。国道14号から荒川の土手道に入り、足立区の我が家に向かった。

12時40分。出発から220km走って、無事に帰宅したのであった。


納車から3週間目にして、ようやくの初ツーリングであった。大型自動二輪の教習や仕事やその他諸々で、ツーリング自体久しぶりだったのですごーく楽しかった。
ゼファー750は高速道路走行において予想通りというか、期待通りのパワーを発揮した。ビキニカウルの効果とあいまって、非常に楽に巡航できるのだ。このことに俺は満足感を味わった。

さて、いよいよキャンプツーリングに行きたいわけだが、ゼファー750の車重に重いキャンプ装備を追加した場合の取り回しが、そこはかとなく不安なのであった。



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