2008年11月2日(日)、3日(月)
近場でのんびりキャンプIN浮島

目的地 浮島キャンプ場
ルート
1日目 :  環七 → 国道6号 → 県道281号 → 県道8号 → 国道356号 → 国道51号 → 国道355号 →「白帆の湯」→
国道355号 → 国道51号 → 県道206号 →「浮島キャンプ場」(127km)
2日目 :  県道206号 → 国道51号 → 国道356号 → 国道6号 → 環七 (95km)
走行距離 222km

三連休だが、例によって土曜日はかみさんが仕事だ。だから我々夫婦は日曜日からキャンプに出掛けることにした。今回のテーマは「近場でのんびりキャンプ」だ。我々夫婦は我が家から90キロくらいで到着可能な、浮島キャンプ場を今回の目的地に定めた。白帆の湯で温泉に浸かり、霞ヶ浦湖畔のキャンプ場でのんびりするのだ。

浮島キャンプ場は俺は今回で4回目、かみさんは今回が初めてだ。かみさんもバイクの運転に慣れてきたことだし、俺は利根水郷ラインを走って向かうことにした。利根水郷ラインは信号が少なく、流れが速い。まるで高速道路だ。以前この道を走って成田夢牧場に行ったときはかみさんが結構怖がった。なので帰りは違う道を通って帰ったのだが、もはやかみさんの運転はだいじょうぶだろう。俺は長豊橋手前の渋滞も、今日は大丈夫だろうと推測した。理由はそうであってほしいからだ。


5時起床。のんびり支度をして7時出発。環七のスタンドでCB400SSとビラーゴのタンクを満タンにし、先週に引き続き国道6号を左折した。新葛飾橋を渡って千葉県松戸市に入り、松戸隧道を超えて県道281号を右折。我々夫婦は右折してすぐのところにあるコンビニに入り、本日一回目のトイレ休憩と朝食をとった。

今日の天気は今のところ薄曇り。俺は全く寒く感じないのだがかみさんは寒いらしく、ZIPPOのハンディウォーマーの位置をあーでもない、こーでもないとやっている。どうやらフリースの中に入れると熱すぎて、かと言ってフリースとジャケットの間に入れると暖かくないらしい。

県道281号から県道8号を左折。我々夫婦は例によって、B+COMでくだらない会話をしながら走った。国道16号を超えて少し走ると、道の駅「しょうなん」があったので入ってみた。本日二度目のトイレ休憩だ。駐車場にはツーリングの待ち合わせと思われるアメリカンのバイクが数台停まっていた。

道の駅「しょうなん」は手賀沼沿いにある道の駅で、農産物直売所やレンタルサイクルなどの施設やサービスがある。 この辺りは足立区の我が家から30キロくらいしか離れていないのだが、県道8号沿いには広々とした田園風景があったり、道の駅にはきれいなレストランがあったりして、近い割りにはいいところだ。休日、ちょこっと走りたいときの目的地にいいかもしれない。

道の駅「しょうなん」を出発して国道356号を右折。利根水郷ラインを佐原方面に走る。反対車線をガラの悪いバイクが走って来るなーとか思って見ていたら、兄夫婦だ!
多分この土日で浮島に行った帰り道だろう。かみさんも気が付いたようで、B+COMのスピーカーから「あ!お兄さん達だ!」と聞こえてきた。我々夫婦は兄夫婦に大きく手を振った。ねーさんは我々夫婦に気づいたようで、あ!っていう感じで手を振った。兄はと言えば、我々夫婦とすれ違うときクールに左手を上げた。多分自分の弟とそのかみさんだってことに気付かずに、普通にバイク乗りの挨拶だと思ったのだろう。

長豊橋手前は渋滞することなくスムーズに通過。かみさんは利根水郷ラインを流れに乗って危なげなく走り、我々夫婦は佐原のあたりで国道51号を左折した。そして国道51号の右側にあるスーパー・アピタでキャンプの買出しを行った。じゃがいも、チーズ、コンビーフ、おでんのパック等購入。

買い物を終えてアピタを出ると、時刻は11時過ぎ。我々夫婦はすぐそばにあるバーミヤンにバイクで移動して昼食をとった。昼食を終えて再び国道51号を走り、国道355号を左折した。

12時20分。出発から100km走って「白帆の湯」に到着だ。
バイク置き場にはバイクが4台停まっていて、我々夫婦が入浴セットを荷物から出しているとき、新たに1台バイクが到着した。白帆の湯はバイク乗りに人気の入浴施設なのだ。

入り口の券売機で700円の入場券を2枚買い、受付に渡してエレベーターで3階の浴室に向かった。俺は霞ヶ浦の景色をながめながら、まったりと湯を楽しんだ。ふろから上がってかみさんは牛乳、俺はフルーツ牛乳を飲み、一服して白帆の湯を後にしたのであった。

14時5分。出発から122km走って本日の宿営地、和田公園浮島キャンプ場に到着だ。

過去3回の浮島キャンプではいずれもキャンパーは数組だけで、静かにキャンプすることができた。今回は3連休とは言えもはや11月だ。朝晩はかなり冷え込むようになってきた。で、俺の疑問はこうだ。なんでこんなにいっぱいキャンプしてるのか?
公園沿いの護岸道路には隙間なく車が停まり、芝生の広場では団体さんが既に大宴会を開始していて、大声でワハハハ!ワハハハ!とにぎやかなことだ。我々夫婦はこの団体さんをワハハ本舗と名づけた。

しかし幸い、いつも俺がテントを張るあたりは空いていた。多分今日の午前中まで兄夫婦が設営していたのだろう。我々夫婦はバイクから荷物を降ろして運び、さっそく設営を開始したのである。

荷物をほどいてテントを張っていると、男性が近寄って来て「POORさんですよね?」と言った。
「はい・・・そうですけど・・・」
「どうも、かいじゅうです」
おおおおお!前回浮島でニアミスして以来、たまに俺の日記に書き込みしてくれるかいじゅうとーちゃんさんだ!!浮島でのニアミスはおともねさんの書き込みでそれと分かった。俺は立ちあがり、改めてご挨拶した。かいじゅうさんと「今日は混んでますねー」とか話をしていると、新たに二人の男性が近づいてきた。こちらも前回ニアミスした、たかろうさんとカッシーさんだ。かいじゅうさんが、「今日はどこからどう見ても悪者のanyさんは?」と言った。
俺は「今日の午前中までここにいたはずなんですけど、今回は我々と入れ違いです。」と答えた。かいじゅうさんは「あ、やっぱり。バイクの二人連れがいたんで、そうじゃないかと思ってたんですよ。」と言った。かいじゅうさんは金曜日の夜から浮島に連泊していたのだった。

設営を完了し、俺はバイクで近くのコンビニに行ってビールを買って来た。かみさんは既にテントに入って気合の入った昼寝(どんな昼寝だよ)を開始している。

撤収して帰路につくかいじゅうさん一家をお見送りし、たかろうさんとカッシーさんが我々夫婦の為に車を移動してくれたので、俺はバイクをテントの近くに移動した。俺はビールを飲み終り、公園内を回って焚き木を集めた。夕食の準備を開始したころ、かみさんが昼寝から起きてテントから出てきた。

今日のディナーはパックのおでんと
ハッシュドポテトだ。
油を入れてよく熱したフライパンに薄切りのポテトを並べてクレージーソルトを振りかける。ポテトの上にコンビーフをほぐして乗せ、蓋をして蒸し焼きにした。芋がやわらかくなったらスライスチーズを乗せ、再び蓋をして、チーズが溶けたらクレイジーソルトを振りかければ完成だ。

かみさんはミルクティー、俺はカップの日本酒を飲みながら食べた。ポテトもおでんも熱々でホクホクで体が温まった。ハッシュドポテトは美味しいのだが、食べ終わるころには飽きた。どうもコンビーフが多すぎたようだ。

食事を終え、コンパクトストーブVHSで焚き火をしながら、コーヒーを沸かしてのんびりと寛いだ。

いつのまにか大宴会の喧騒は収束し、いまやキャンプ場には静かな落ち着いた時間が流れている。どうやらワハハ本舗ご一行はデイキャンプだったようだ。

夜8時頃、我々夫婦はガバッと立ち上がり、食事の後片付けをしてテントに入った。テントの中で少し読書をしてから睡眠についたのだった。(写真怖えーよ!)

携帯の目覚ましで5時起床。ヘッドランプを点けて寝袋やマットを片付け、未だ暗いテントの外に出た。トイレに行って歯を磨き、コンビニで買ったパンとコーヒーの朝食をとっていたら、空が段々明るくなってきた。いつもながらの、霞ヶ浦湖畔の静かな朝だ。

食事を終え、のんびり一服して撤収作業開始。我々夫婦はてきぱきと働いた。小物をそれぞれのスタッフバッグやタッパーに入れ、ズタ袋や振り分けバッグに押し込んだ。荷造りの終わった荷物からバイクのところに運び、徐々に、しかしすばやく荷物を整理していく。
撤収完了。
バイクに跨ったかみさんにカメラを向けると、両足を地面から離しておちゃらけたポーズをとった。我が妻ながら、卓越したバランス感覚だ。(どんな自慢だよ)

朝7時20分。我々夫婦は浮島キャンプ場を出発したのだった。たかろうさん、カッシーさんに挨拶したかったのだが、まだテントの中のようなのでそのまま出発した。

帰りは来た道を戻る。国道51号から国道356号に入り、利根水郷ラインを走った。今日は時間が早いので、昨日にも増して流れがハイペースだ。我々夫婦はガンガン走り、快適に距離を稼いだ。

水戸水郷ライン沿いのコンビニに入って休憩。ハイペースで走って、体が冷えているので暖かい缶コーヒーを飲んで一服した。

国道356号から国道6号を順調に走り、環七を右折。
10時10分。今日浮島キャンプ場を出発してから95km、昨日の朝自宅を出発してから222km走って無事に帰宅したのであった。


「白帆の湯」でのんびりと湯に浸かり、日中は騒がしかったとはいえ、夜の浮島キャンプ場では静かに、目論見通りのんびりと寛ぐことができた。キャンパーは沢山いたが、マナーのいい人ばかりだった。やっぱ浮島は静かでいいなあ。

かいじゅうさん、たかろうさん、カッシーさん、出発時は挨拶できずに失礼しました。それと、バイクを停める場所に気をつかって頂き、ありがとうございました。またどこかでお会いできたら宜しくお願い致します。



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