5時起床。のんびりと支度をして7時前に出発した。環七のセルフスタンドで値下がり後初の給油を行い(122円/L)、国道4号を左折して草加バイパスを北上した。
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遅めの出発なので、道の混雑を覚悟していた。しかし4月の第二土曜日、朝の国道4号は思いの他順調に流れている。1時間強で45km走り、俺は道の駅ごかに入ってトイレ休憩をとった。
今日は東京も栃木県の那須烏山も晴れの予報だ。気温は20度位まであがるはずで、すでにぽかぽかと暖かい。道の駅の駐車場には、ツーリングに向かうと思われるバイクが数台停まっている。
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小山市のコンビニで、チーズバーガーと缶コーヒーを買って朝食とし、高速道路のようなバイパスを快適に走って宇都宮を通過した。新鬼怒川橋を渡って、右車線から直進して県道10号に入った。
空いている県道10号を、マイペースでトコトコ走り抜け、からすやま駅周辺を通過して県道29号に入った。
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午前10時40分。のんびり走ったつもりだが、出発から130km走って、早くも宮原キャンプ場に到着してしまった。(ばかなのか?)
対岸からキャンプ場をチェックしてみたら、もくろみ通り桜が満開で、既にテントがいくつか張られている。しかし、当然ながら○ともねさん達は、まだ来ていない。
俺はツーリングマップルで検討し、国道293号、県道32号、国道118号、国道461号、国道294号を走りついで大子の方をぐるっと回り、途中で昼飯食べて、温泉に入ることにした。
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県道29号から国道293号を右折し、5km程走ると、「みわ」っていう道の駅があったので入ってみた。この道の駅では、地元で採れたと思われる野菜や山菜が売られていて、特にきのこや山菜が沢山販売されていた。値段はそれほど安くないが、味はおいしいのかもしれない。
トイレに入って(ここのトイレは満てんトイレと命名されている。どういう意味なのかは分からない)缶コーヒーを買い、ベンチに座って飲みながら、のんびりと一服した。空は快晴。気温はぽかぽか。ものすごーくいい気持ちだ。
数台のハーレーが道の駅の駐車場に入ってくる音で目を覚ました。(寝てたのかよ!) 俺はよだれを確認して立ち上がり、CB400SSのエンジンをスタートさせて出発したのだった。
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道の駅「みわ」を後にして数キロ走り、県道32号を左折した。県道32号は、ツーリングマップルによると、おすすめルートとなっているので走ってみるのだ。
県道32号は素朴な感じで、俺が好きなタイプの道だ。しばらく走ると山道っぽくなって狭くなり、車だとすれ違うのに苦労しそうな道になるが、殆んど車が走ってないので問題ない。実際の話、県道32号の美和から大子まで、俺とすれ違ったのはバイク1台と車2台だけだったし、同一方向に走る車に至っては一台も目にしなかったのだ。俺は、山間の細道を味わいながら、散歩するように走り抜けた。
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県道32号から国道118号を左折し、道の駅「奥久慈大子」の前の信号を左折して国道461号に入った。道の駅「奥久慈大子」で昼飯食おうと思っていたのだが、あまりに込んでるのでやめにした。
時間は12時を回っている。激腹が減って来た。何でもいいから食いてーっ、と思いながら走ってたら、国道461号の右側にラーメン屋さんがあった。俺はすかさずCB400SSを駐車場に停め、店に入って醤油ラーメンを注文した。ちょっとしょっぱいが、味は俺好みだった。俺は、普通の中華そばって感じのラーメンが好きなのだ。
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国道461号の、のどかな風景の中を走り抜けて県道52号に入り、国道293号との交差点を斜め左に進んで県道27号に入った。少し走ると、八溝温泉の案内板があった。
分かりづらい場所にあったが、案内板に従って、どうにか八溝温泉に到着した。
受付で500円払って貴重品を預かってもらい、風呂に向かった。ここのお風呂は内風呂と露天風呂が別棟になっている。俺は露天風呂に入ることにして左の棟の脱衣所に入っていった。
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八溝温泉は、ひなびた雰囲気の温泉だ。露天風呂は那珂川沿いにあり、なかなかいい景色だ。先客が二人いたがすぐにあがって、貸切となった。俺は広々とした景色を眺めながら、ぬるめのお湯にのんびりと浸かったのだった。
八溝温泉の源泉は馬頭温泉で、100%源泉掛け流しだ。泉質はアルカリ性冷張線。神経痛、リューマチ、筋肉痛、冷え性、腰痛などに効くらしい。
八溝温泉を後にして八溝大橋を渡り、国道294号を左折。国道294号沿いのスーパー、ベイシアで今日の夕食と明日の朝食の買い物をした。
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国道294号から県道29号を左折して少し走り、境橋手前の砂利道を左折した。
15時40分。出発から217km走って本日の宿営地、宮原キャンプ場に本当の到着を果たした。今や、キャンプ場はお花見キャンパーで大混雑だ。
○ともねさんの車が目に入り、そちらの方に進んで行ったら、○んなんさんが手を振ってくれた。○んなんさんと、○ともねさん、○ーきちゃんとは1年ぶりの再会。○っさん、○んさん、○いさんとはお初にお目にかかったのだった。
○ーきちゃんに、「憶えてる?」って聞いたら、即座に首を横にふられて軽くいじけたが、気を取り直して設営を開始したのだった。
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設営完了。○ーきちゃんに忘れられていたショックからは、既に立ち直ってる。さすがは俺だ。ここしか空いている場所が無かったという割には、いい場所にテントを張ることができた。○ともねさんに感謝。
さてビールだ。境橋を渡ってすぐの右側に酒屋があるので、そこにCB400SSでビールを買いに行く。皆さんに「何か買ってくるものないですか?」と問いかかけると、○ともねさんがタバコを買って来て欲しいと言うので、一緒に買ってくる事にした。○ともねさんのタバコはKENTの1mgのショートだ。(なんの説明だよ)
酒屋さんからキャンプ場に戻り、行方不明になったデジカメを必死に探してようやく発見し(防風インナージャケットのポケットに入っていた(どうでもいいよ))、ここに至ってようやく俺は、お久しぶりと初めましてが交差する、ファンタスティックな車座に参加することができたのである。
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今や那珂川沿いのキャンプ場はどっぷりと日が落ち、満開の桜がキャンパー達のランタン、あるいは焚き火によって、いい感じにライトアップされている。俺は皆さんの料理のおすそ分けを頂きながら、カップの日本酒を飲んだ。○んなんさんは、地べたに敷いたシートにどっかりと座ってネイチャーストーブと対峙し、手間と時間を掛けてモツ鍋を煮込んでいる。その姿に俺は魅了された。バイク乗りは地べただな、と思わせるものがある。
○んなんさんは、今回YAMAHAのメイトにキャンプ道具を積載してやって来た。○んなんさんは、このバイクにスノータイヤを履いて、雪の猪苗代湖で雪中キャンプまでしちゃう剛の者なのだ。
俺は有益な時間をすごした。それというのも、皆さんからキャンプ場や温泉の情報をいっぱい聞くことが出来たからだ。メモを取るのに忙しいほど、貴重な情報をたくさん仕入れることができた。
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そして、なんと言っても懸案の、○ともねさん特性カレー&なんちゃっちゃぱてぃだ。餃子の皮を使用したなんちゃっちゃぱてぃは、○ともねさんのオリジナルらしいのだが、なんつーか全然チャパティだ。このなんちゃっちゃぱてぃに、たまねぎとひき肉をじっくり炒めて作った○ともねさん特製カレーをはさんで食う。これがもう、ウォーーーッ!!!って感じだ。(どうなんだよ)
うまい。はっきし言って、激うまい。カレー好きの俺としては、胸が感謝の念で満たされたのだった。
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若干、体が冷えてきた。俺は椅子を移動し、焚き火の傍らでタバコに火をつけた。夜空の下で焚き火を見つめながら、のんびりと一服した。体もぽかぽかして来て、すごーくいい気持ちだ。
○んなんさんの「手、やけどするよ!」って言う声で目を覚ました。(ねてたのかよ)
俺はよだれを確認して立ち上がり、灰皿でタバコをもみ消した。22時を過ぎ、皆さん寝ると言うので、俺もテーブルと椅子をテントの前室にしまってテントに入った。ウィスキーを飲みながら15分位読書して、寝袋にもぐりこんだ。
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朝4時30分に目が覚め、5時まで寝ようと思ったのだが眠れないので4時45分に起き、テントの中を片付けて外に出た。コッフェルでお湯を沸かしつつ歯を磨き、コーヒーを飲みながら昨日コンビニで買ったパンを食べて朝食とした。○んさんが起きて来て、しばしバイク談義。しんさんも、今回は車だが、実はバイク乗りなのだ。BMWに乗っていると言う他のグループのキャンパーの方(今回は車でキャンプらしい)が、○んさんと入れ替わりにやって来て、またまたしばしバイク談義。「どこかであったら、宜しくお願いします。」と言って去っていった。
いつもの手順で撤収作業を行い、CB400SSに荷物を括り付け、○っさんと○んさんに挨拶して(他の人達はまだテントの中だ)、6時45分にキャンプ場を後にした。
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キャンプ場から県道29号で烏山を超え、県道10号線を宇都宮方面に走る。車がいなくて、のほほ〜んとしていて、すごくいい気分だ。しかし、空にはぶあつそうな雲がかかっていて、今にも降り出しそうな雰囲気だ。今日は、曇りのち雨の予報らしい。一気に帰ろう。
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県道10号から、国道4号にでてバイパスをガンガン走った。細かーい雨が降ったりやんだりしていたが、無視して走った。埼玉県に入ったあたりで段々雨が強まって来た。俺は道の駅ごかに入った。レインスーツを着ようと思ったが、やめにした。持って来るの忘れたからだ。俺のばか。
しょうがないから、トイレに入って一服して再出発した。幸い雨はあまり強くならず、若干濡れた程度で済んだ。
午前9時35分(早やっ)。
宮原キャンプ場を出発してから131km、昨日の朝出発してから348km走って無事帰宅したのだった。
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