2007年10月20日(土)、21日(日)
浮島ユニコーン伝説

目的地 あそう温泉白帆の湯、浮島キャンプ場
ルート
1日目 :  環七 → 国道6号 → 国道356号 → 国道51号 → 国道355号 → 白帆の湯 → 湖畔周遊道路 →
浮島キャンプ場 → スーパー「アピタ」 → 浮島キャンプ場 → ジョイフル → 浮島キャンプ場
2日目 :  浮島キャンプ場 → 県道206号 → 国道51号 → 国道356号 → 県道170号 → 国道6号 →
環七
走行距離 253km

またまたキャンプだ。先週の久々キャンプツーリングはとーっても楽しかった訳だが、金曜の夜に、今週はどーすっかなー?なんて考えながら家でくつろいでたら、兄から携帯に電話がかかって来た。曰く「あしたどうすんの?我々夫婦は浮島行くよ。良かったら来れば?じゃーね、バイバイ。ガチャ」最後のガチャは電話を切る音だ。(なめてる?)
今週は近所を走り回るくらいにして、家でのんびりするっていう案に傾きつつあったのだが、それほど言うんじゃ仕方ない。(それほど言ってないと思いますけど)俺は、いそいそとキャンプの支度を開始した。

6時起床。昨夜用意したキャンプ道具をCB400SSに括り付け、7時に出発した。セルフスタンドでガソリンタンクを満タンにし、先週と同様に国道6号を北上したのだった。


国道16号を超えて、「市外入り口」っていう交差点を右折。国道356号を少し走ってコンビに入り、トイレ休憩と朝食。カレーパンと缶コーヒーを買って駐車場で食べた。先週のツーリングは結構寒かったが、今日は全然寒くない。

今回の服装は、ユニクロのマイクロフリースパンツの上にユニクロのエアテックパンツを履き、上半身はユニクロの長袖Tシャツ、ユニクロのフリースベストの上にイエローコーンのライディングジャケット。ジャケット以外全てユニクロだ。かくして、THE POOR な Weekend Wanderer は新たな伝説を生み、この日を境に黒いユニコーンと呼ばれるようになっていくのである。(呼ばれないから)

国道356号は栄橋の辺りで、県道170号と合流して利根水郷ラインになる。利根水郷ラインは利根川の南側を走る快適な道だ。信号が少なくハイペースで走れる。以前この道を通って銚子にツーリングに行ったときは、風がすごく強くて生きた心地がしなかったのだが、今日は風がないので快適だ。

利根川と広々とした田園風景の中を快調に走り、さわらの手前で国道51号を左折。北利根橋を渡って側道から国道355号を左折。俺は「白帆の湯」の案内版のある信号を左折したのだった。

午前10時15分。出発から101km走って第一の目的地、白帆の湯に到着だ。

俺は建物の脇のスペースにCB400SSを停め、白帆の湯に入っていった。自動券売機で700円の入湯券を買って受付に渡し、エレベーターで3階の浴室に向かったのである。

浴室に入ると、ガラス張りの正面に、日本で2番目に大きい湖、霞ヶ浦の景色がドッカーンと飛び込んでくる。おおーっ!こりゃすげー!!俺は掛け湯をして湯船に入った。午前中の風呂はいい!しかも一面の窓にこの景色だ。白帆の湯!気に入った。

白帆の湯にはサウナやちょっとしょぼいが露天風呂もある。泉質は低張性・中世・冷鉱泉。神経痛、筋肉痛、関節痛などに効くらしい。俺は広大な霞ヶ浦の景色を眺め、「ウェーーー」とか言いながら湯を楽しんだのだった。

俺は風呂からあがり、2階の休憩所に行った。ここの休憩所では食事もできるので、450円のざるそば(安っ!)を食べ、白帆の湯を後にした。

白帆の湯を出て湖岸に移動し、CB400SSを停めて一服。風呂上りの体に湖面を渡る風がいい気持ちだ。

俺はカメラを地面に置き、地面に四つんばいになって液晶画面をみながら角度を調整し、セルフタイマーをセットしてシャッターを押した。そして水辺におりる階段を焦って下りて行き、カメラの中央に収まるはずの場所で後ろ向きにかっくいいポーズをとった。この作業を2度繰り返した。犬を連れて散歩していたおじさんが足を止めて、一部始終を見ていたわけだが気にしない。

風呂は入ったし、昼飯も食べたし、そろそろキャンプ場に向かうか。時間は午前11時30分。兄夫婦とはキャンプ場で待ち合わせで、到着予定時間は12時前後なのでちょうどいい時間のはずだ。俺は和田公園浮島キャンプ場がある対岸の和田岬目指して、湖畔の周遊道路を走ったのだった。

12時5分。出発から110km走って本日の幕営地。浮島キャンプ場に到着だ。

まだ時間が早いから、先客は水場のほうに設営しているファミリー一組だけだ。 俺は積載用のネットやゴムひもをはずし、荷物を全て降ろして場内に運んだ。いつもの場所にステイシーを張り、インフレータブルマットとシュラフを広げて寝床の準備をした。 椅子とテーブルを出し、これから使うものと撤収まで使わないもの(テントの袋とか、ゴムロープとか)を分け、使わないものは頭陀袋にしまった。

設営と荷物の整理を終え、一服してたら地鳴りのようなエンジン音が遠くから聞こえて来た。俺はカメラを持ち湖畔の道路に上がった。

兄夫婦の到着だ。黒のソフテイルデラックスと白のファットボーイ。ガラの悪いサングラスをかけて重低音を轟かせながらやって来た。どう見ても悪者だ。

兄夫婦は、俺が思ってた場所と違うところに設営するというので、俺はステイシーをズリズリと移動した。そして兄夫婦の設営を手伝った。

兄夫婦の設営が完了し、俺は今日の夕食と明日の朝食の買出しに行くことにした。兄夫婦は来る途中で買出しを済ませている。俺は国道51号のアピタに向かった。アピタは浮島方面から国道51号を右折して、国道125号を超えた辺りの左側だ。ジョイフルの裏手にあるのでちょっと分かりづらい。さんまの蒲焼缶、ビーフジャーキー、ベーコン、トマト、とろけるチーズ、札幌一番天然水のペットボトルを購入した。帰りに浮島の近くのコンビニで、ビール、ワンカップ大関、ウィスキーのポケット瓶、明日の朝食用にレーズンバターロールを買った。

キャンプ場に戻ってコーヒーを沸かした。さてと、のんびりタイムだ。兄夫婦に白帆の湯が思ってたより全然きれいだったことを話したりした。兄夫婦はキャンプで風呂に入ったことがないらしい。下着も取り替えない、とちょっとえばって言う。ばっちい夫婦だ。

夕方になったら風が出てきて段々寒くなってきた。兄がお金を出すと言うので、俺は再び国道51号沿いのジョイフルに行き、焚き火台と薪を買って来たのだった。

ジョイフルからキャンプ場に戻ると、辺りはすっかり暗くなっている。県道206号からキャンプ場までの、真っ暗な道がすげー怖かった。いや、まじで。早速焚き火台を組み立て、薪に火をつけた。さて、食事の支度でもするか

今日の料理はなんちゃってイタリアンだ。(先週とおなじじゃん!)
簡単にできて美味いので、また作ることにしたのだ。兄とねーさんに食べさせたら、結構評判良かった。それにしてもだ。兄は昼間からずーっと食べ続けだ。こてっちゃんのパックを一袋フライパンで焼きながら一人で食べたのを皮切りに、おでんのパックとハンバーグ2個とさとうのご飯を2パック。それに缶ビールを数本。そして今なんちゃってイタリアンを食べながら「美味い!」とか言ってるのだ。ギャル曽根か!

食事をしてコーヒーをを飲み、バーボンのポケット瓶をストレートでちびちび飲む。兄はウィスキーの水割り、ねーさんはワインだ。焚き火にあたりながらいろんな話をしてたら、いつものようにうとうとしてしまい、ねーさんに「もう寝れば?」とか言われてテントに入ったのだった。

朝6時前に目が覚め、シュラフから這い出してテントの中を片付けた。兄夫婦はもう起きてるようで、テントの外から話し声が聞こえている。全室に置いた温度計を見ると、気温は12度。昨日は風が強かったが、気温は低くなかったので、シュラフ一枚で全然寒くなかった。

テントの外に出てみると、雲ひとつないすばらしい朝だ。霞ヶ浦の静かな湖面が朝の明るい陽光を無数に反射させ、きらきらと美しく輝いている。俺は深呼吸し、澄んだ空気と太陽光を体内に取り入れたのである。

朝食をとり、コーヒーを飲んで一服して撤収開始。兄夫婦は大荷物だが、二人でてきぱきと撤収し、アッという間に片付いていく。全ての荷物を積み終え、ここで兄夫婦と別れ、俺は先に出発したのであった。

キャンプ場を出て、県道206号から稲敷大橋を超え、国道51号を右折。国道125号の交差点のセルフスタンドで給油して再び国道51号を走り、側道から国道356号を右折。利根水郷ラインに入る。朝の広々とした景色を楽しみつつ快適に走り、柏のあたりで側道から国道6号に出て東京方面に向かう。利根水郷ラインから国道6号への側道には看板がないので注意が必要だ。国道6号は要所要所混雑したが、すり抜けずに進み、午前10時30分。昨日の朝出発してから253km走って無事期間したのだった。


利根水郷ラインは広々としてて気持ちいいし、浮島までの時間も早い。こんどから浮島に行くときは利根水郷ラインで行くようにしよう。

白帆の湯は思ってたより全然いい風呂だった。もっと古くてパッとしない入浴施設だと思っていたら、ものすごーくきれいで従業員も感じいいし、なによりも浴室から見える景色が最高だ。また利用したい。

なにはともあれ、お疲れさまでした!


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