2007年2月4日(日)
速攻リベンジ、銚子ツーリング

目的地 犬吠崎、九十九里浜
ルート 環七 → 国道6号 → 国道356号(利根水郷ライン) → 県道244号 → 犬吠崎
県道254号 → 県道286号 → 国道126号 → 県道35号 → 県道30号 → 県道25号
→ 国道126号 → ? → 国道357号 → 環七
走行距離 305km

日曜日な訳だが、本当は銚子ツーリングは昨日の土曜日に行こうと思っていた。つーか、昨日も5時起きして、6時前には自宅を出発し、やっぱ半年点検から上がって来たばかりだから、好調だなー。なんて銚子こいて、じゃなくて調子こいて走ってたのだが、国道6号の北松戸あたりで赤信号でブレーキをかけたら、後ろのタイヤのあたりでガガッ!っていう音がした。そして突然リアブレーキが利かなくなった。俺はGNを停車し、リアブレーキを見てみた。すると、ブレーキアームからロッドが外れ、折れ曲がってるじゃないか。半年点検で、ブレーキシューを交換してもらったから、バイク屋がボルトを締め忘れたか、締めつけが甘かったに違いない。

しょうがないから俺は、Uターンしてバイク屋に向かった。GNはフロントブレーキのききがあまり良くないので、リアブレーキが使えないのは激しく怖い。車間距離を十分とり、ゆっくり走ってどうにかバイク屋にたどり着いたのだが、まだ時間が早いので開いてない。俺はかみさんに電話して迎えにきてもらい(お世話様でした)、店の裏にGNを置いて自宅に戻ったのだった。

バイク屋が開く時間になったので、電話しようと思ってたら、バイク屋の方から電話がかかってきた。店の裏に置いておいたGNの状況を確認したらしく、平謝りだ。新車の部品と交換して点検し、今日中に自宅まで届けると言う。俺が「締めつけが甘かったんじゃないの?」と聞くと「規定のトルクで締めてるはずなんですが・・・申し訳ないです。」と言う。規定のトルクで締めてあったら、20kmや30km走ったくらいで、はずれたりしないでしょ。
午後3時30分頃バイク屋がGNを運んできた。俺はすかさずボルトの締りを確認したのだった。



前置きが長くなったが、昨日のリベンジの為に、今日もまた俺は5時起きしたのだった。ここんとこのツーリングでは、寒さでホッペの痛さが耐えられなかったので、今回は秘密兵器を用意してある。かみさんから無理やりもらったスキー用のフェイスマスクだ。マスクとヘルメットを着けて鏡を見てみたら、正義の味方みたいだ。ばかばかしくて面白いので、写真を撮ってみた。なんか怪しいけど、背に腹は代えられないし、「冷凍まだら男」よりはましだ。

支度を終え、俺は6時に自宅を出発した。今日は完全防寒だ。かみさんに頼まれたDVDと漫画をレンタルビデオ屋に返却して、環七を走り、青戸八丁目の交差点を左折して国道6号に入った。フェイスマスクは偉大だ。スピード出しても全然寒くない。

日曜日で空いてる国道6号線を快調に走り、国道16号線を越えて市街入口っていう交差点を右折して国道356号線に入った。国道356号線を10km程走り、我孫子市のコンビニでいつものようにトイレ休憩と朝食だ。ヘルメットとフェイスマスクをとったら風が強くて、すげー寒い。やっぱフェイスマスクは偉大だ。

俺はコンビニの駐車場で缶コーヒーとコロッケパンを食べて一服し、再び怪しい正義の味方となって出発したのだった。

国道356号線は栄橋の辺りで「利根水郷ライン」と合流し、利根川沿いの超ハイペースな道になる。信号が少なく見晴らしがいいので、普段は快適で気持ちいい道なのだろう。しかし、なんだこの強風は。まともに真っ直ぐ走れない。今日は穏やかな一日になるはずだったんじゃないのか?

風が凄くて、ほんとにやばい感じなので、ゆっくり走りたいのだがスピード緩めると後ろの車に煽られるし、どうすりゃいいんだー?と、思ってたら急にペースが遅くなってきた。ほっとしつつ前の方を見たら、マスツーリングのバイクグループがいるようだ。バイクの一団の前方はあいてるみたいだから、そのグループもやはりスピードを抑えてるのだろう。4輪は次々にバイクグループを追い越して行き、俺はちゃっかりバイクグループの後ろに付いて走ったのだった。信号待ちでグループの最後尾のライダーがチラッと俺を見た。「怪しいマスクマンがついて来てる!」って思われたかもしれないが、気にしないっ!

利根川沿いから市街地に入ったあたりで、バイクのグループはコンビニの駐車場に入って行った。この辺りは、そんなに強い風がふいてないのでもう安心だ。みなさん、お陰でたすかりましたー。どうもねー、って感じだ。
銚子市内に入り、俺は犬吠崎方面の案内板に従って、県道244号線の分岐を右に入ったのである。

午前9時50分、出発から143km走って犬吠崎に到着だ。もっと早く着くかと思ってたのだが、銚子って、思ったより遠いんだな。

犬吠崎に来るのは初めて(多分)だが、いいとこだな。すばらしいオーシャンビューだ。俺はGNを停めてあたりをぶらついた。犬吠崎は関東再東端の地で、高所や離島を除くと、日本で一番早く初日の出を見られる。日本最東端として知られる北海道の納沙布岬の方が早く初日の出を見られそうなものだが、元旦前後の数十日は地球の地軸の傾きの影響で、犬吠崎の初日の出のほうが早いらしい。勝った。(誰が誰に勝ったんだよ)

御土産屋さんにに入ってみた。会社の同僚に高崎米菓のぬれせんべーが美味しいと聞いていたので、探したのだが残念ながら売ってなかった。犬吠崎の灯台は入場料をとられるので入らなかった。

犬吠崎を後にして、海沿いの県道を走る。写真みたいな漁港の町を走り抜けたりして、いい感じだ。俺はこんな道が大好きだ。見知らぬその土地の、生活を想像しながらのんびり走るのが好きなのだ。大自然の雄大な景色を眺めながら走るのもいいが、漁村や農村の生活道路を、散歩するように走るのもまた格別だ。

海沿いの県道から国道126号を左折し、県道30号を左折して九十九里ビーチラインを走ろうと思っていたのだが、マラソン大会をやってるらしく通行止めだ。しょうがないのでもう少し国道126号を走り、県道35を左折して九十九里ビーチラインに入ったのだった。

九十九里ビーチラインはビーチラインとは名ばかりで、全然海が見えない。なんだよ!って思いながら走ってたら、堀川浜っていう標識があったので左折して行って見た。

冬の九十九里。風が強いので波が高い。俺は一服しながら広大な砂浜と、荒れた太平洋を眺めたのである。

片貝漁港は、九十九里のイワシ漁の本拠地だ。水がきれいで美しい漁港だ。片貝には代々ひきつがれてきたイワシ料理の種類が200以上もあるらしい。この近所に昼飯を食べようと思っていた「いさりび食堂」があるはずだが、どうしても見つからない。

俺は「いさりび食堂」をあきらめて出発した。県道25号に入ってスタンドで給油し、東金方面に走る。

県道25号線から、国道126号線を左折し、腹減ったなーとか思いながら走ってたら、「まぐろ丼680円」って書いた看板があったので、入って見た。俺は一応メニューを眺めたが、一番安い「まぐろ丼」680円を注文した。トイレに行って席にもどったら、もう「まぐろ丼」が置いてあった。早っ!
早速食う。まあ、普通なんだろうが、腹が減ってるのでうまい。

千葉東金道路の入口の手前で国道126号線を左に入り、千葉市方面を目指す。京葉道路を越えて総武本線の千葉駅周辺で激しく迷ったが、おまわりさんに道を聞いて無事に国道357号線に出た。そのまま湾岸道路の下道を走り、環七を側道から右折。GNを停車して缶コーヒーを飲んで一服し、再出発して環七をスムーズに走り、午後3時15分、305km走って帰宅したのだった。


バイク屋のメンテナンスには参ったが、とりあえずすぐに直してくれて良かった。お陰で速攻リベンジできたわけだ。しかし、これを教訓にバイク屋に出した後、自分で確認できるところはしっかり確認しよう。

いや、マジな話、スキー用のフェイスマスクは強力だ。顔が冷えないだけで、こんなに楽になるとは思わなかった。実はちょっと前に、バイク用のフェイスマスクも買ってみたのだが、こちらは使い物にならなかった。鼻の部分に穴があいてないので、息がマスクの上の方に漏れ、激しくメガネが曇るのだ。2,100円もしたのに・・・・


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